2005年10月2日日曜日

Mac miniとMac OS X Tigerで自宅サーバ構築(その2)

前回の続き。

DarwinPortsインストール

DarwinPortsをインストールする。DarwinPortsはディスクイメージで配布されているので、DarwinPorts-1.0.dmg をダウンロードし、その中の DarwinPorts.mpkg をインストールする。DarwinPorts は /opt/local にインストールされるので、vi コマンドで ~/.bash_profile を作成し PATH を通す。

$ vi ~/.bash_profile
export PATH=/opt/local/bin:$PATH

そしてまずは DarwinPorts 自体のアップデートを行う。

$sudo port selfupdate

これにより手元ではバージョンが 1.001 から 1.101 になった。

次に ports の DB を最新にする。

sudo port sync

あとは sudo port install hogehoge でダウンロード - コンパイル - インストールまで自動でやってくれる。ports も便利になったもんだ。

DarwinPortsStartup

Mac OS X Tigerの自動起動の仕組みは前回の通りであるが、DarwinPortsでインストールした物の自動起動の仕組みを司るのはDarwinPortsStartup というパッケージのようだ。まずはこれをインストールしてみる。インストール方法は以下のとおり。

$ sudo port install DarwinPortsStartup

DarwinPortsStartup をインストールすると/Library/StartupItems の下に DarwinPortsStartup が入る。中身を見ると /opt/local/etc/rc.d 以下のファイルを実行している。つまりは DarwinPorts の自動起動の仕組みは /opt/local/etc/rc.d以下のファイルが起動時に実行される仕組みのようだ。

個別に起動/停止する場合はSystemStarterコマンドを用いる。

sudo SystemStarter {start|stop|restart} "DarwinPortsStartup"

courier-imap

つぎに courier-imap をインストールする。インストール方法は以下のとおり。

$ sudo port install openssl
$ sudo port install courier-imap

本当は courier-imap をインストールすれば芋づる式に opensslもインストールされると思うんだけど、手物と環境では何故かうまく行かなかったので opensslを別途インストールした。openssl のインストール時には zlib が芋づる式にインストールされるのにちょっと謎である。

インストールすると /opt/local/etc/rc.d 以下に imapd.sh, imapd-ssl.shがインストールされ、起動時に自動起動される。個別に起動/停止する場合はこのスクリプトを実行する。

sudo /opt/local/etc/rc.d/imapd.sh {start|stop}
sudo /opt/local/etc/rc.d/imapd-ssl.sh {start|stop}

courier-imap の設定は/opt/local/etc/courier-imap以下のファイルを編集して行う。

とりあえず今日はここまで。

0 件のコメント: