2004年1月1日木曜日

小龍包HOWTO

この文書は自宅で小龍包を作る方法について述べたものです。小龍包を作る前に、点心HOWTOなどの関連文書を読んでいることが望ましいのですが、必須ではありません。

はじめに

この文書は古いかもしれません。配布サイトをチェックして、アップデートされているかどうか確認してください。

フィードバックとクレジット

本文書についてのフィードバックは歓迎です。しかし作者の機嫌で返事は来ないかもしれません。質問のまえには, FAQ をよく読んで下さい。

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小龍包の原理

小龍包はゼラチン状の鳥のスープ、および豚のひき肉の油がスープとなります。ゼラチン状の鳥のスープの変わりにラードでもそれっぽくはなりますが、小龍包の味ではなくなってしまいます。鳥のスープと豚の油のハーモニー、これが小龍包のうまさの原理なのです.

ゼラチン状の鳥のスープは、鳥足のゼラチン質のところを煮出して作成するのが本来の姿ですが、鶏がらスープをゼラチンで固める方法もあります。本文章では比較的入手しやすい鳥の皮のゼラチン質を使用して作成する方法を紹介します。

小龍包の原料

小龍包の原料は以下のとおりです。

  • 薄力粉 200g
  • 中力粉 50g
  • 水 140cc

中身

  • 鳥皮1パック (あれば鳥足)
  • 水 500cc
  • 鳥がらスープの素 水500cc分
  • 豚挽肉 500g
  • 塩 10g
  • 醤油 10g
  • 胡椒 少々
  • 砂糖 少々
  • 万能ネギ 少々
  • しょうが 少々

小龍包の作成

まず、皮を作成します。薄力粉と中力粉と水をガシガシこねます。いい感じになってきたら10gづつぐらいにまるめて、しばらく寝かします。

次に、スープを作成します。鍋に水500ccを沸騰させ、鶏がらスープの素と鳥皮(あれば鳥足)を投入します。なんとなく半分ぐらいの水の量になったら冷まします。十分に冷めればかたまるはずです。

次に中身を作成します。豚挽肉をボールに入れコネます。残りの材料を適当に入れつつ良くこねます。いい感じになってきたら最後にゼラチン状にかたまったスープを入れて混ぜ合わせます。

そして皮を伸ばして中身を包み、セイロで蒸します。蒸す時間は 7~8 分ぐらいが適当でしょう。

FAQ

皮が破れてしまいました

  • 残念でしたね。もう少し中身の量を減らしましょう。

皮が厚くなってしまいました

  • 残念でしたね。もう少し中身の量を増やしましょう。

余ってしまいました

  • ラップに包んで冷凍しましょう。食べるときは10分ほどセイロで蒸せば大丈夫です。