2003年12月7日日曜日

東海道新幹線開通

あれは忘れもしない東京オリンピックのが開催された年である。我が国の大動脈、東海道新幹線は開通した。その車両は0系100系300系と進化をとげ、今では東京―新大阪を時速270kmで結ぶ高速鉄道となっている。新幹線はその名の通り幹線、つまり移動手段である。しかしながらときおり、新幹線がなんたるかを理解してない人種が乗り込んでくる。これはある新幹線の中で起きた本当の物語である。

ある冬の日の深夜

「悪い予感がしたのは、新幹線に乗ってすぐでした」華麗な美少女Tenkou(18)はそう証言した。怪しい親子4人組(以下、物体A)は乗車そうそう座席の変形にとりかかりはじめ、その姿をボックス席と変えたのである。そもそも、いまや新幹線から食堂車もカフェテリアも消えた世の中であるのに、何故座席の変形機構が残っているのか。問いつめたい(ryそもそも新幹線はビジネス特急だったはずだ。なのに今ではビジネス客から観光客、さらには芸能人まで入り乱れる有り様である。なぜこの様な事態に陥ったのか!?それは・・・

それは東京―大阪から普通の特急も急行もなくなってしまったからである。この様な現状ではヒジネス特急など成り立たないのである。さて問題の物体Aである。大方の予想通り騒ぎまくってます。土日に遊びまくった疲れとか無いのでしょうか?物凄い音量です。新幹線をマイカー(ライトエースと予想)の中と勘違いしてます。というか隣りのババアがキレかけてます。血で血を洗うこの車内、愛と真実の美人レポーターTenkou(18)はどうなってしまうのか!?

しかし、暫くたつと嘘のように静かになりました。さるがに2日間遊びまくっただけに疲れも溜っていたのでしょう。4人ともグッスリ眠っています。せっかく物体Aの悲惨さをお届けしようと思ったのに、少し残念です。ある冬の日の深夜。暗闇の中に走る新幹線の窓灯りに照らされ、地面は白銀の世界の感動を乗客達に与え続けていました。そして私は新しいヘッドホンのもたらす静寂に包まれ、深い眠りに堕ちて逝くのでした。

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